陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
城に戻ったのは空が少し、うすい紅色に染まりはじめた頃だった。

言われていた通り、道具を片付けると、政宗の所へと小太郎と2人で向かった。

城の中が、心なしか慌ただしそうにバタバタしている気がした。

「ただいま」

部屋に行くと、政宗の他に、数人の武将がいた。その中には、もちろん、小十郎や成実の姿もあった。

「…戻りました」

慌てて付け加える。


やっぱ戻るの遅すぎたか。


「じゃ、私はこれで…」





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