陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「…本当に玲子じゃないのか?」

男の人の声が聞こえる。


…五月蝿いなぁ。


眉間にシワを寄せながらもぞもぞと動く。

「娘だそうよ」

次は女性。

「娘!?」

一際大きな声。

「うるっさい!」

ガバッと起き上がると、そこには見知らぬ男女が一組いた。

「…どちら様?」

そう言えば、信長に捕まって、ここは牢の中だったと思い出す。
気がつけば寝てしまっていたようで、寝ぼけ眼で外の二人を見つめた。





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