陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「もう…こっちにきてどのくらいだろう」
少なくとも、二つの季節が過ぎた。
正直、元の世界に帰れる自信がなくなってきている。
動かなくなった、充電の切れた携帯電話を取り出してみる。
もう今では、電源ボタンを押しても、何の反応もしない。
ただの鉄の塊だ。
母に宛てたメールをいくつか書いていたが、それももう、読み返すことすら出来ない。
「元の世界にはもう、戻れないのかな…」
空を見上げる。
ねずみ色をした雲から、真っ白な粒がしんしんと降り注ぐ。
「これから…ほんと、どうしよう」
ポツリと呟いたときだった。
少なくとも、二つの季節が過ぎた。
正直、元の世界に帰れる自信がなくなってきている。
動かなくなった、充電の切れた携帯電話を取り出してみる。
もう今では、電源ボタンを押しても、何の反応もしない。
ただの鉄の塊だ。
母に宛てたメールをいくつか書いていたが、それももう、読み返すことすら出来ない。
「元の世界にはもう、戻れないのかな…」
空を見上げる。
ねずみ色をした雲から、真っ白な粒がしんしんと降り注ぐ。
「これから…ほんと、どうしよう」
ポツリと呟いたときだった。