陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
「いつも思っていた。お前はどこか違うところを見ていると」
小さく呟く政宗の言葉に、私は何も言えなかった。
「いつも、いつかどこかにいなくなりそうで、不安でたまらなかった。まぁ…実際、いつもどこかにふらふらといなくなるからな。探すのは一苦労だったが」
言われて幸姫は苦笑いを浮かべた。
「本能寺から戻ってきても、お前はいつも、違うものを思い、見ていた。俺ではない、別のものを」
政宗の言葉に、ちくりと胸が痛んだ。
「だが」
そっと体を起こし、また、キスをする。
「お前はこうして、俺を選んだ」
政宗の真剣な眼差しに幸姫は小さく頷いた。
「お前の口から、聞きたい。一生、俺と共にこれからを歩んでくれるか?」
「…はい」
小さく答えた幸姫の言葉を聞き、政宗はぎゅっとまた、抱きしめてきた。
「一生、離さぬ。もう、一生…」
「うん」
政宗のすこしあつい涙が、首筋を伝った。
小さく呟く政宗の言葉に、私は何も言えなかった。
「いつも、いつかどこかにいなくなりそうで、不安でたまらなかった。まぁ…実際、いつもどこかにふらふらといなくなるからな。探すのは一苦労だったが」
言われて幸姫は苦笑いを浮かべた。
「本能寺から戻ってきても、お前はいつも、違うものを思い、見ていた。俺ではない、別のものを」
政宗の言葉に、ちくりと胸が痛んだ。
「だが」
そっと体を起こし、また、キスをする。
「お前はこうして、俺を選んだ」
政宗の真剣な眼差しに幸姫は小さく頷いた。
「お前の口から、聞きたい。一生、俺と共にこれからを歩んでくれるか?」
「…はい」
小さく答えた幸姫の言葉を聞き、政宗はぎゅっとまた、抱きしめてきた。
「一生、離さぬ。もう、一生…」
「うん」
政宗のすこしあつい涙が、首筋を伝った。