陽のあたる場所で 〜戦国遊戯3〜
この世界にきてから、何度目かの春。
幸姫は、政宗にお願いをして、小さな箱をもらった。
そして、その箱に、使えなくなった携帯電話と、一通の手紙を添えて、姉滝の、ちょうど自分が滝つぼに落ちた辺りに埋めた。
「何をしているんだ?」
一緒についてきた政宗は、箱を埋めている幸姫を見て、不思議そうに聞いた。
「タイムカプセル」
「た…?」
首を傾げる政宗に、幸姫は箱の上に土をかぶせて、ぽんぽんと叩いた。
「なんでもない」
そう言うと、政宗の手をとり、もどろう?と滝の傍を流れる川沿いに歩き、家へと帰っていった。
幸姫は、政宗にお願いをして、小さな箱をもらった。
そして、その箱に、使えなくなった携帯電話と、一通の手紙を添えて、姉滝の、ちょうど自分が滝つぼに落ちた辺りに埋めた。
「何をしているんだ?」
一緒についてきた政宗は、箱を埋めている幸姫を見て、不思議そうに聞いた。
「タイムカプセル」
「た…?」
首を傾げる政宗に、幸姫は箱の上に土をかぶせて、ぽんぽんと叩いた。
「なんでもない」
そう言うと、政宗の手をとり、もどろう?と滝の傍を流れる川沿いに歩き、家へと帰っていった。