恋の説明書
ガキの頃から、棗は漫画ばかり読んでた気がしたが
こんなにも熱中しているとは。
「…ひいた?」
そんな俺に蒼真は聞く。
「…まさか」
蒼真を見て、即答する。
たしかに驚いたけど、こんなことでひくわけがない。
何年待ったと思ってるんだ。
「そ。安心した。ま、俺はこんなオタク女嫌だけどねー」
あはは、と笑う蒼真。
すると廊下に電子音が鳴り響く。
蒼真は、すばやく携帯を取り出す。
「だれだれー?カナちゃんかな?ヒカリちゃん?ミカちゃんか」
おい、おまえは何人女がいるんだ。
学生時代からコイツの女癖は悪かったが、それは今も健在らしい。
「わりぃ、伊織。ちょっと棗の部屋ででも暇つぶしててくれね?」
「ああ」
こんなにも熱中しているとは。
「…ひいた?」
そんな俺に蒼真は聞く。
「…まさか」
蒼真を見て、即答する。
たしかに驚いたけど、こんなことでひくわけがない。
何年待ったと思ってるんだ。
「そ。安心した。ま、俺はこんなオタク女嫌だけどねー」
あはは、と笑う蒼真。
すると廊下に電子音が鳴り響く。
蒼真は、すばやく携帯を取り出す。
「だれだれー?カナちゃんかな?ヒカリちゃん?ミカちゃんか」
おい、おまえは何人女がいるんだ。
学生時代からコイツの女癖は悪かったが、それは今も健在らしい。
「わりぃ、伊織。ちょっと棗の部屋ででも暇つぶしててくれね?」
「ああ」