あの音をもう1度


「奏!大丈夫か?あの変態になにかされなかったか?」


楽兄はさっきとは打って変わって私を慰めるように抱きしめる。






もう、なにがなんだかわかんない!













「--痛いよ、楽。いきなり殴るなんてひどいな~」





あっ・・・・バルトニアさん。



楽兄の印象が強すぎてバルトニアさんのことすっかり忘れてたι






バルトニアさんは殴られた頬をさすりながら道路の真ん中で座っていた。






「うっせー!てか、なんで奏に抱きついているんだよ!」




「奏ちゃんは僕の姫だから♪」





・・・ι



この2人、まったく話が噛み合ってない…





それよりも・・・・



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