あの音をもう1度
・・・・・・・ι(3人)
「楽兄・・・・」
「楽さん・・・」
涼太と同時に楽にを見た。
楽兄も呆れた表情になっている。
「あぁ。昔からこういうとこがあってな。これがなかったら、だいぶマシなんだけどι」
ナルホド…
自分に酔うタイプか。
脱力している私達を置いて、バルトニアさんはまだ続ける。
「奏ちゃんがピアノをやっていることを聞いた僕は奏ちゃんと釣り合うためにヴァイオリンを極めた!」
動機、不純!
「奏ちゃん!」
いきなりバルトニアさんは私の手を握ってきた。