赤い糸は意外な所に・・・
「…偶然ってあるものなんだな…。」

「そうだな…それにしても朝弥、男らしくなったな。」

「…ありがとうございます。……あの…雷次さん、これを見てください。」

そう言うと朝弥は懐から守り袋を取りだし、さらにその中身を手のひらに出した。

「これは…。」

「貴方も持ってますよね?…色違いを…。」

「あ、ああ…。」

雷次は驚きながらも同じような勾玉を取りだし、見せた。
< 65 / 82 >

この作品をシェア

pagetop