赤い糸は意外な所に・・・
「凄い、同じだ…。」

「じゃあ、朝弥…お前は…」

「はい……兄上…。」

「朝弥…。」

兄弟の名乗りを交わした二人は、しっかりと手を握りあった。

「朝弥、良かったな。」

「ああ…ありがとう、涼…。」

「え?」

「あ…雷次さん、実は私…女なんです…。」

「そうなのか!?」
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