なんくるないさ~。*.宝物の夏休み。*.
「ほら、良いから入って!今冷たいお茶入れようね」
そう言うとおばさんは奥に行ってしまった。
「おじゃましま~す…」
1人で外に居てもしょうがないので靴を適当に脱いで、一段だけの石段(?)に足を乗せて家に上がる。
『あっ…これ……』
入ってすぐは結構広めの畳の部屋。
あたしの目に付いたのは黒っぽい太めの柱。
『やっぱり……』
柱には消えかかってたりはするけど線を引いた所がある。