飴色蝶 *Ⅰ*
会長は庵先輩の叔父

誰もしらない彼の事を
知っているだろう・・・

私は彼の事が、どうしても
知りたかった。

だから、その車に乗車した。
   
そして連れて行かれた先は
この間の高級なクラブだった。

「いらっしゃいませ、会長」

「支配人、彼女とゆっくり
 話がしたい
 席を用意してくれるかな
 それと、今日は女の子はいい
 後でいいから、シュリに
 来るように言ってくれ」

「はい」

会長と目が合ったスタッフの紅
彼の顔色は、見る見るうちに
青褪めていく・・・
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