飴色蝶 *Ⅰ*
庵の姿が、どんどん
小さくなって行く。
「運転手さん
停めてください、お願い」
朱莉はタクシーを降りて
庵の元へと駆けて来て
庵の胸に頬を寄せた。
そして、荒い息をつきながら
告げる。
「イオリ、愛してる
あなたに逢いたかった」
庵は、強く朱莉を抱きしめた。
「シュリ
俺の傍にずっといろよ」
彼女は何度も、頷いた。
小さくなって行く。
「運転手さん
停めてください、お願い」
朱莉はタクシーを降りて
庵の元へと駆けて来て
庵の胸に頬を寄せた。
そして、荒い息をつきながら
告げる。
「イオリ、愛してる
あなたに逢いたかった」
庵は、強く朱莉を抱きしめた。
「シュリ
俺の傍にずっといろよ」
彼女は何度も、頷いた。