飴色蝶 *Ⅰ*
詰まる声で、私は心から言う。
「貴方が、無事でよかった」
庵は、震える私を
息もできない程に強く
抱きしめてくれた。
「すみれ、警察がいる
さあ、こっちへ」
警察に捕まると事情聴衆などで
時間を割かれてしまうので
とりあえずそこから
二人は離れた。
少し離れた場所に停めてあった
車の後部座席のドアを開く。
すると車内には
朱莉の姿が・・・
彼女の白いドレスの一部分が
真赤に染まっている。
私は、驚いたのと同時に
怖さに足が震えた。
「貴方が、無事でよかった」
庵は、震える私を
息もできない程に強く
抱きしめてくれた。
「すみれ、警察がいる
さあ、こっちへ」
警察に捕まると事情聴衆などで
時間を割かれてしまうので
とりあえずそこから
二人は離れた。
少し離れた場所に停めてあった
車の後部座席のドアを開く。
すると車内には
朱莉の姿が・・・
彼女の白いドレスの一部分が
真赤に染まっている。
私は、驚いたのと同時に
怖さに足が震えた。