飴色蝶 *Ⅰ*
私は思い切って、一番
行きたい場所を言ってみた。
「貴方の家に行きたい」
答えは、聞かなくても
分かっていた。
「それは、できない」
やっぱり駄目なんだぁ・・・
私の瞳に、涙が溢れた。
「そう、言われるんじゃないか
って、私、分かってたのに
聞かなきゃよかった
せっかく
今日、イオリと過せて
こんなにも楽しかったのに
最後の最後に、私って
馬鹿だぁ」
「すみれ」
「ねぇ、どうして、イオリは
何も教えてくれないの?
貴方の仕事のことや
貴方自身のこと
私、もっと、もっと
知りたいよ
もっと、もっと、貴方を
近くに感じたい
・・・・・・」
行きたい場所を言ってみた。
「貴方の家に行きたい」
答えは、聞かなくても
分かっていた。
「それは、できない」
やっぱり駄目なんだぁ・・・
私の瞳に、涙が溢れた。
「そう、言われるんじゃないか
って、私、分かってたのに
聞かなきゃよかった
せっかく
今日、イオリと過せて
こんなにも楽しかったのに
最後の最後に、私って
馬鹿だぁ」
「すみれ」
「ねぇ、どうして、イオリは
何も教えてくれないの?
貴方の仕事のことや
貴方自身のこと
私、もっと、もっと
知りたいよ
もっと、もっと、貴方を
近くに感じたい
・・・・・・」