飴色蝶 *Ⅰ*
対立抗争は、よりエスカレート
するだろう・・・

「三代目
 仲本組から攻めますか?」  
 
「いや、仲本組など放っておけ
 
 これから、伊納組に襲撃を
 かける
 組の奴らに知らせろ
 伊納組だと名乗る奴を街で
 見かけたら、一人残さず
 叩き潰せと」

「はい」

すみれ・・・

俺は、どこへ向かう。

普通の職について

お前とガキを養って・・・
  
お前の傍に居られれば

どんなに幸せだろう。

あれから、庵には逢っていない  

本当の貴方を知っても

私は少しも
  
怖くなんて無いよ。

私は、昔も今も

貴方だけを見つめている。

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