飴色蝶 *Ⅰ*
「少し前まで、私がユキの事を
心配していたのに
今は反対だなんて、なんだか
おかしいね」
そう言って、元気に笑う
私を見て二人は、ほっと、安堵
の表情を浮かべるのだった。
「どうなの、イオリ先輩とは
逢えてるの?」
「それが、なかなか逢えなくて
・・・・・・
この間なんて
喧嘩もしちゃったし」
「イオリさんと、どうして
何が原因だったの?」
私は、更紗と雪乃に
聞いてもらうのだった。
「イオリは、私を心配させない
為に仕事の事、何も話して
くれなくて
私が聞いても、ただ頷くだけ
で・・・」
雪乃は、口を付けたグラスを
置いて話し出す。
「スミレ、それは、しかたない
と思うよ
私も、元彼から一度も聞いた
こと無いもの、何となく
それが、暗黙の了解だった
それに聞いても怖くなるだけ
だよ、きっと」
心配していたのに
今は反対だなんて、なんだか
おかしいね」
そう言って、元気に笑う
私を見て二人は、ほっと、安堵
の表情を浮かべるのだった。
「どうなの、イオリ先輩とは
逢えてるの?」
「それが、なかなか逢えなくて
・・・・・・
この間なんて
喧嘩もしちゃったし」
「イオリさんと、どうして
何が原因だったの?」
私は、更紗と雪乃に
聞いてもらうのだった。
「イオリは、私を心配させない
為に仕事の事、何も話して
くれなくて
私が聞いても、ただ頷くだけ
で・・・」
雪乃は、口を付けたグラスを
置いて話し出す。
「スミレ、それは、しかたない
と思うよ
私も、元彼から一度も聞いた
こと無いもの、何となく
それが、暗黙の了解だった
それに聞いても怖くなるだけ
だよ、きっと」