飴色蝶 *Ⅰ*
この間、手伝うと言いながら
結局は接客の途中で、お客様
の席を立ち、庵と一緒に
先に帰ってしまった事を
ちゃんと謝ろう。
本当は、もっと早い時間に寄る
つもりだったが遅くなって
しまった。
お店が、忙しい時間で無ければ
いいのだけれど。
「ユカリさん、いらっしゃい
この間は、お手伝い
ありがとうございました」
店の外、スタッフの人が声を
かけてくれた。
「あの、シュリさんは?」
「ママなら今、接客中だと
思いますが
呼んできましょうか?」
ちょうど、そこへお店のドア
が開きスタッフの紅と朱莉が
出て来た。
紅は、長い髪のウィッグを付け
赤色のワンピースを着て
どこから見ても女性だった。
結局は接客の途中で、お客様
の席を立ち、庵と一緒に
先に帰ってしまった事を
ちゃんと謝ろう。
本当は、もっと早い時間に寄る
つもりだったが遅くなって
しまった。
お店が、忙しい時間で無ければ
いいのだけれど。
「ユカリさん、いらっしゃい
この間は、お手伝い
ありがとうございました」
店の外、スタッフの人が声を
かけてくれた。
「あの、シュリさんは?」
「ママなら今、接客中だと
思いますが
呼んできましょうか?」
ちょうど、そこへお店のドア
が開きスタッフの紅と朱莉が
出て来た。
紅は、長い髪のウィッグを付け
赤色のワンピースを着て
どこから見ても女性だった。