飴色蝶 *Ⅰ*
誰かが、私の手を掴んで
その胸に抱きしめる。
黒いスーツ、庵?
違う、庵は
香水を付けていない。
見上げた私は、見知らぬ
男性の姿に驚いた。
「貴方は誰なの?」
私は、彼を見つめる・・・
見覚えのある顔立ち。
そう彼は、あの日、風に飛んで
いった、私のショールを掴んで
キャッチしてくれた人。
「やっと、逢えた」
そう言って彼は、見上げた
私の唇にキスをした。
ねぇ、どうしてなの・・・
どうして、私は今
見知らぬ男性と
口づけを交わしているんだろう
その胸に抱きしめる。
黒いスーツ、庵?
違う、庵は
香水を付けていない。
見上げた私は、見知らぬ
男性の姿に驚いた。
「貴方は誰なの?」
私は、彼を見つめる・・・
見覚えのある顔立ち。
そう彼は、あの日、風に飛んで
いった、私のショールを掴んで
キャッチしてくれた人。
「やっと、逢えた」
そう言って彼は、見上げた
私の唇にキスをした。
ねぇ、どうしてなの・・・
どうして、私は今
見知らぬ男性と
口づけを交わしているんだろう