飴色蝶 *Ⅰ*
一方を見つめる私の顔に、彼は
手をあて、自分の方へと向ける
涙が・・・溢れ出す。
「すみれ」
「イオリ
彼女には言ったんでしょう?
一緒になろうって・・・
やっぱり、私は、シュリさん
には適わないんだぁ」
俯いた私の瞳から、涙が
零れ落ちた。
「すみれ、違う
シュリには悪いが、あの時の
俺は、先の事など何も考えて
いなかった
俺と一緒になる事で、シュリ
が危険に曝される
そんな大切な事にさえ
気づかずにいた」
「イオリ?」
「お前を、愛して
お前と、触れ合って
俺にある想いが芽生えた
それは、すみれ、お前を絶対
に失いたくないという想い
・・・・・・」
手をあて、自分の方へと向ける
涙が・・・溢れ出す。
「すみれ」
「イオリ
彼女には言ったんでしょう?
一緒になろうって・・・
やっぱり、私は、シュリさん
には適わないんだぁ」
俯いた私の瞳から、涙が
零れ落ちた。
「すみれ、違う
シュリには悪いが、あの時の
俺は、先の事など何も考えて
いなかった
俺と一緒になる事で、シュリ
が危険に曝される
そんな大切な事にさえ
気づかずにいた」
「イオリ?」
「お前を、愛して
お前と、触れ合って
俺にある想いが芽生えた
それは、すみれ、お前を絶対
に失いたくないという想い
・・・・・・」