飴色蝶 *Ⅰ*
言葉はいらない
お好きにどうぞ
久しぶりに訪れた雪乃の部屋は
模様替えされて、雰囲気が
変わっていた。
以前は、モノトーンで
まとめられたシックな部屋
だったけれど
今は、色が溢れて温かい部屋
になり、とても居心地がいい。
「でも本当
さっきも言ったけど、部屋の
雰囲気変わったよね
こっちの方がユキらしい」
「本当は、すぐにでも
この部屋を売りに出して
他に部屋を探すつもりで
いたのよ
この部屋は、あの人に買って
もらった物だし
だけど、今のご時世なかなか
買い手も見つからなくて・・
そうしてる間に、彼がここに
住みついて
だから思い切って模様替え
したの、買い手はゆっくりと
気ままに探すわ」
「そうなんだ、いづれは
この部屋を出て行くんだね」
「うん、この部屋には何の未練
も無いもの、新しく、二人で
暮らせる部屋を探すわ」
愛を手に入れて微笑む雪乃は
とても綺麗だった。
模様替えされて、雰囲気が
変わっていた。
以前は、モノトーンで
まとめられたシックな部屋
だったけれど
今は、色が溢れて温かい部屋
になり、とても居心地がいい。
「でも本当
さっきも言ったけど、部屋の
雰囲気変わったよね
こっちの方がユキらしい」
「本当は、すぐにでも
この部屋を売りに出して
他に部屋を探すつもりで
いたのよ
この部屋は、あの人に買って
もらった物だし
だけど、今のご時世なかなか
買い手も見つからなくて・・
そうしてる間に、彼がここに
住みついて
だから思い切って模様替え
したの、買い手はゆっくりと
気ままに探すわ」
「そうなんだ、いづれは
この部屋を出て行くんだね」
「うん、この部屋には何の未練
も無いもの、新しく、二人で
暮らせる部屋を探すわ」
愛を手に入れて微笑む雪乃は
とても綺麗だった。