飴色蝶 *Ⅰ*
「色を合わせるのが得意な
ユキのセンス、やっぱり
すごいなぁ
色で溢れているのに
部屋が統一してる」
「何言ってるのよ
スミレは、もっとすごい
じゃない
今や、デザイナーの仲間入り
だもんね、頑張りなよ」
「デザイナーと呼ばれるには
正直、まだ早いけど
これからの仕事で、ちゃんと
結果を出して、同僚達にも
認めてもらえるように、私
頑張る」
大きく一歩を踏み出した、私は
その道を突き進む。
コンビニでお酒を買い込んだ
幹生は、両腕に袋を提げて
足早に、雪乃の待つマンション
へと戻る途中、前方に一台の
車が停まるのに気がついた。
運転席から降りた、ヤクザ風の
その男は辺りを見渡して
後部座席のドアを開いた。
そのドアから降り立ったのは
庵だった。
ユキのセンス、やっぱり
すごいなぁ
色で溢れているのに
部屋が統一してる」
「何言ってるのよ
スミレは、もっとすごい
じゃない
今や、デザイナーの仲間入り
だもんね、頑張りなよ」
「デザイナーと呼ばれるには
正直、まだ早いけど
これからの仕事で、ちゃんと
結果を出して、同僚達にも
認めてもらえるように、私
頑張る」
大きく一歩を踏み出した、私は
その道を突き進む。
コンビニでお酒を買い込んだ
幹生は、両腕に袋を提げて
足早に、雪乃の待つマンション
へと戻る途中、前方に一台の
車が停まるのに気がついた。
運転席から降りた、ヤクザ風の
その男は辺りを見渡して
後部座席のドアを開いた。
そのドアから降り立ったのは
庵だった。