飴色蝶 *Ⅰ*
「どうして、ここに」
「お前に逢いたくて
堪らなくなった」
私は、貴方に言わなきゃ
いけない。
さよならと・・・・・・
神様がくれた最後のひと時
今日だけは誰も二人の邪魔を
しないで、お願い。
貴方の腕に、私は甘える。
彼の手が、優しく私の髪に
触れた。
この手に触れる事は
もうできなくなる。
涙が、頬を伝う。
「すみれ、どうした?」
「何でもないよ
貴方に逢えて、うれしいの」
私は、庵の気持ちを
全く考えずに
自分本位に
別れることを決め
そして、彼に告げる・・・
「お前に逢いたくて
堪らなくなった」
私は、貴方に言わなきゃ
いけない。
さよならと・・・・・・
神様がくれた最後のひと時
今日だけは誰も二人の邪魔を
しないで、お願い。
貴方の腕に、私は甘える。
彼の手が、優しく私の髪に
触れた。
この手に触れる事は
もうできなくなる。
涙が、頬を伝う。
「すみれ、どうした?」
「何でもないよ
貴方に逢えて、うれしいの」
私は、庵の気持ちを
全く考えずに
自分本位に
別れることを決め
そして、彼に告げる・・・