飴色蝶 *Ⅰ*
「もういい
どんなに願っても
私の願いは叶わない
貴方は、もうすぐ
ここを出て行く」
「すみれ?」
私を覗き込む庵から
目を逸らさずに私は言う。
「何処へでも行けばいい
私は、もう
一緒にはいられない」
守るものを無くした庵は
この世に未練など無い。
私は、間違っていた?
私の瞳に映る貴方は
とても悲しい顔をした。
私の心に突き刺さる、悲しい瞳
私は、言いたくないけれど
別れの言葉を言う・・・
言わなきゃいけない。
言葉は鋭く尖り
貴方の心を切り裂く。
どんなに願っても
私の願いは叶わない
貴方は、もうすぐ
ここを出て行く」
「すみれ?」
私を覗き込む庵から
目を逸らさずに私は言う。
「何処へでも行けばいい
私は、もう
一緒にはいられない」
守るものを無くした庵は
この世に未練など無い。
私は、間違っていた?
私の瞳に映る貴方は
とても悲しい顔をした。
私の心に突き刺さる、悲しい瞳
私は、言いたくないけれど
別れの言葉を言う・・・
言わなきゃいけない。
言葉は鋭く尖り
貴方の心を切り裂く。