飴色蝶 *Ⅰ*
強引な庵に身を任せる
朱莉
彼の冷たい肌に触れ
抱かれていると感覚が
どんどん
無くなっていく。
まるで氷ついていくよう
に自分をコントロール
できなくなる。
混ざり合い、溶け合う内
に、朱莉の肌の温もりを
庵は、ずっと以前から
知っているような
気がした。
さっきまでとは違い
庵は、優しく朱莉を
その胸に抱いた。
ベッドでうつ伏せで煙草
を吸う庵の背中の刺青に
触れながら朱莉は聞く。
「ねぇ、どうして
天に登って
いかないの?」
朱莉
彼の冷たい肌に触れ
抱かれていると感覚が
どんどん
無くなっていく。
まるで氷ついていくよう
に自分をコントロール
できなくなる。
混ざり合い、溶け合う内
に、朱莉の肌の温もりを
庵は、ずっと以前から
知っているような
気がした。
さっきまでとは違い
庵は、優しく朱莉を
その胸に抱いた。
ベッドでうつ伏せで煙草
を吸う庵の背中の刺青に
触れながら朱莉は聞く。
「ねぇ、どうして
天に登って
いかないの?」