飴色蝶 *Ⅰ*
「お嬢さんの頭の回転が速くて
私はもう、ついては行けない
ユキノからは手を引くよ
このまま君とやりあっていて
も、とても勝つ気がしない
ユキノの好きにすればいいと
伝えてやってくれ」
「ありがとうございます
会長さんは、お話のわかる方
で本当に良かったです」
庵は何事も無く話がまとまった
事にホッとして、菫に気づかれ
ないように、その場所を
出て行こうとした。
「ところで、お嬢さん
ユキノの代わりに私の女に
ならないか?
金でも何でも欲しいものを
与えてあげるぞ」
庵は、会長の言葉に立ち止まる
私はもう、ついては行けない
ユキノからは手を引くよ
このまま君とやりあっていて
も、とても勝つ気がしない
ユキノの好きにすればいいと
伝えてやってくれ」
「ありがとうございます
会長さんは、お話のわかる方
で本当に良かったです」
庵は何事も無く話がまとまった
事にホッとして、菫に気づかれ
ないように、その場所を
出て行こうとした。
「ところで、お嬢さん
ユキノの代わりに私の女に
ならないか?
金でも何でも欲しいものを
与えてあげるぞ」
庵は、会長の言葉に立ち止まる