空は広いから






「お、お前もがみがさいじょうでひかりがひかるだぞ!!?」


わたしの慌てぶりを見た悠樹はぷっと笑って


「お前動揺しすぎじゃね?言っとくけど俺別に頭悪くねぇよ」

「ははっお前自分で言うなよなー自分で」

「光、確かに悠樹は頭いいよ」

「なっ」

「ほらな?今まで50位以内に入ったことがない光さん笑」

「!なんでそのこと知ってんだよ!!」

「なんでって…お前毎回嬉しそうに見せてきてるじゃねーか。俺はお前より上なのになぁと思いつつ毎回見てたよ」

「――!!」

「あたしにも見せてきてたよ?」

おいおい、葵にも見せてたのかよ…と悠樹が呆れたように言う。
わたしは駄目元で葵にも順位を聞いてみた。




「え?…2位」

「!!!」




まさに衝撃的だった。頭がいいのは知っていたがまさかここまでとは……恐るべし。



ってかわたしはずっ!2人の順位知らないで自分の順位をぺらぺらしゃべっていたとは…!





え…本当に恥ずかしいんだけど//




2人とも何で教えてくんないのー!泣








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