田舎姫と都会王子
要は、私の顔を覗き込んできた。


「なっ何でもない!」


「笑ったり、眉寄せたり忙しい奴だな。まあ見てて飽きないけどな。」


コーヒーを飲みながら要は、言った。


パフェも食べ終わり、要の顔をジッと見ていると要は首を傾げた。


「何だ?」


「えっと……」


「聞きたい事があるなら言え。」


「要の家族ってどうなんっちゃ?」
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