田舎姫と都会王子
「だって要、学校では拓にいとあまり関わってないし苗字も………」


私は要の目が悲しみに揺れていてそれ以上言えなかった。


「小梅、2人きりで話がしたい。」


要はそう言って私の手を掴んだ。


「小梅、私は小梅のお母さん達と話をしてるから2人で話してきな。」


雪乃にそう言われ私は要と一緒に自分の部屋に向かった。
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