田舎姫と都会王子
でも小梅の温もりは感じてえ。


「手、繋いで寝て良いか?」


考えた末小梅にそう言うと、小梅はいきなり笑い出ししかも、俺をガキ扱いした。


頭にきた俺は小梅を抱きしめると、小梅は俺の腕の中でもぞもぞと動いていた。


(こいつ本当可愛いな…)


困っている小梅の顔を見るともっと困らせたくなる。


「この体勢で寝ような。」


小梅は、顔を真っ赤にして首を振ったが俺はそのまま寝たフリをした。
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