田舎姫と都会王子
「小梅の言うとおり平田 要は、性格が悪いみたいなの。女をとっかえひっかえ遊んで、喧嘩が早い最悪な奴なんだって!!」

『小梅は俺の言いなりな。』


確かにあの時、要はそう言った。


そんかにヤバい奴だとは知らずに、足を思いっきり踏んだことに今更ながら後悔した。


「小梅、大丈夫?顔青いよ!!」

「だっ大丈夫……」


そう言いながらも、その日一睡もできず、次の日を迎えるのであった。
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