田舎姫と都会王子
「顔青いけど?まあ強気な女は嫌いじゃねえ。」


そう言うと私の顎を掴み、顔を上げさせた。


「なっ!」


「プッ……クックックックッ。」


要は私から手を離しいきなり笑い始めた。


「今、キスされると思っただろ?」


「思ってないっちゃ!」


そう言いながらも図星だった私は顔を赤くした。
< 44 / 286 >

この作品をシェア

pagetop