田舎姫と都会王子
「お前がキスしてって言うまで、キスしねえよ。」


「本当?」


「ああ。」


その言葉を聞いて、ホッとしているなか要は二ヤッと笑った。

「今、絶対に言わないと思ったな。」


「当たり前っちゃ!」


「まあ、好きなだけ抗えば良いさ、どうせお前は俺を好きになるからな。」


要はそう言うと、ポケットからケイタイを出してきた。
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