田舎姫と都会王子
「ごめん、私職員室に行ってきますね。」


(不安になっていてもしょうがない。)


私は、早足で職員室に向かった。


「失礼します。1年2組の雪代 小梅です。中川先生に用があって来ました。」


私はそう言うと拓にいの座ってる席に歩いた。


「どうした?雪代。」


「拓にい「拓にいて呼ぶなよ。此処では俺は一応先生なんだからさ!」


「ごめん。」


つい昔の癖で言ってしまいショボンとしていると、拓にいは自分の頭を掻いた。


「で?何の用だ?」
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