田舎姫と都会王子
「嫌っちゃ!!」


「なら早くしろよ?」


「それも嫌っちゃ!!」


私はそう言って顔を近づけてきた要に頭突きをした。


「ってぇ~。この石頭っ!!」


そうとう痛かったのだろう。


要は、涙目になって自分の頭を抑えた。


「嫌って言ったら嫌なんだっちゃ!!」


「しょうがねえな、また頭突きされたら堪んねえし、今日はもう良いか。」
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