ネコ耳が生えたようです。
長い黒髪をバサッと翻し、
「では、今から文化祭の実行委員を決める」
と、梨子は言った。
この学校は不良がかなり多いため、文化祭を行うかはその年の不良の人数にかけられていた。
どうやら今年は少ないようだな。
去年は3年に不良が多く、泣く泣く文化祭を中止にした。
今年は俺らが3年で最後だから、どうしても文化祭はしたいという気持ちは俺の中にはあった。
心の中で、ガッツポーズ!!
「うぉおぉぉお!!ついに来たか!!俺たちの時代いぃいいい!!」
「よっしゃああ!!」
…と、クラスの男子共は発狂する。