嫌いなもんは嫌い!好きなもんは好き!


『今から行く!あたしも泊まる!山廼邉くんに、言っといて!』


―ブチッ


あっ。アイツ電話切りやがった。


まぁ泊まるって言ってるし、一夢は喜ぶな。

「一夢!嬉しいお知らせだ!今日紫穂が泊まるって」


ガタガタッ ドンッ


一夢は椅子から落ちた。


「ま…ま…ま…マジでぇぇ!?」


「オウ!」


「へ…部屋片付けなきゃぁ!」


可愛い…!


女の子みたいだ…。


「お兄ちゃん…紫穂って人好きなの?」


「〃〃〃〃バ…バカ!」


「お兄ちゃん…可愛い」


「ククッ…俺も思った」


「二人してヒドイな…」


―…ピーンポーン


ガタガタ ドンッ


一夢が座りなおした椅子から落ちた。


「きっ…来た!」


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