嫌いなもんは嫌い!好きなもんは好き!


髪の毛はサラサラと風になびかれている。


とても、三つ編みしてたようには見えないほど、ストレートな髪。

―…細くて


長くて


綺麗だ…―


「…なにしたんデスか?松尾く…」


自分の髪がほどけているのが分かったようだ…。


こっちを向いた藤松は

見覚えのある顔だった…


そう…そこにいたのは…


美愛(ミア)


モデルの…美愛だ…。

「お前っ…」


「驚きました?」


「あぁ…。うん」


だって俺のクラスの委員長がモデルなんて…

しかも超売れっ子じゃん


「なんか…スゲーな」

「………」


急に美愛……いや、藤松は黙ってしまった。

「誰にも言わねぇよ」

俺はそう言って、一夢達のところへ戻った…

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