【続】イニシャルはKK
翌朝、私は桐谷くんの耳元で囁いた。

「今日の帰り、少しお時間いただけないかしら?」

「はぁ?」

明らかに嫌そうな顔をする桐谷くん。

「お茶ぐらいいいでしょ~?
あんまり会社の人には聞かれたくないし。
彼女さんの事よ?」

「…。手短かにして下さいよ?」


ふふ。引っ掛かった~♪
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