【続】イニシャルはKK
数日後、私は課長に呼び出された。
「どうやら桐谷君には決まった相手がいるようじゃないか」
分かってる。
そんなの、とっくに分かってるわよ。
「君が専務のお嬢さんだから応援してやりたい気持ちは山々だが、これじゃまるで横恋慕じゃないか。
そろそろ潮時じゃないのか?」
「ええ。分かっています」
「何も男は桐谷一人じゃない。
見合いでもしてみるか?
君ほどの女性なら、それなりの男がすぐに見つかると思うが?」
「自分の好きな人ぐらい…自分で見つけます!」
課長の手前あんな事言ったけど…。
自分で見つけられるんだったら、とっくに見つけてるわよね。
「どうやら桐谷君には決まった相手がいるようじゃないか」
分かってる。
そんなの、とっくに分かってるわよ。
「君が専務のお嬢さんだから応援してやりたい気持ちは山々だが、これじゃまるで横恋慕じゃないか。
そろそろ潮時じゃないのか?」
「ええ。分かっています」
「何も男は桐谷一人じゃない。
見合いでもしてみるか?
君ほどの女性なら、それなりの男がすぐに見つかると思うが?」
「自分の好きな人ぐらい…自分で見つけます!」
課長の手前あんな事言ったけど…。
自分で見つけられるんだったら、とっくに見つけてるわよね。