【続】イニシャルはKK
その後も蒼とショッピングをした。
マグカップが気になったので、ちょっと離れたお店まで足を運ぶ。

「このお店、結構 品揃えがいいんだよ」

「わぁ~い♪」

蒼は嬉しそう。

「歌音の言う通り!
カワイイのがいっぱいある~♪」

蒼がマグカップの前であれこれ悩んでるから、私は店内をぶらぶらと歩いた。
その時、以前から欲しかったランチプレートが私の目に飛び込んできた。

真っ白でどっしりと重みのあるプレート。
仕切りがあって、これ一枚にいろいろ乗せてしまえるタイプ。
ブランチにも使えそうな、こんなお皿が欲しかったんだ。

私はお皿の前でじっと悩んでいた。
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