【続】イニシャルはKK
坂下さんは俺が予約してたのを知ってたんだ。
以前、職場の女の子に料理や店の雰囲気を訊いた事もあったし。

話題のお店だから――
坂下さんが行きたがったのは単純な理由だと思う。


「せっかくの予約、キャンセルなんて勿体ないわ」


坂下さんの言葉を鵜呑みにした俺。
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