【続】イニシャルはKK
◆大切なひと

親友・心友・真友!

響吾の部屋から荷物を引き払った。
合鍵をドアポストに入れた瞬間、涙が溢れた。

――もう、ここへは入れない――

その現実が、別れをより一層強く感じさせた。


大学に戻っても、心は虚ろだった。
留年は決まっているし、一生懸命 頑張る気力も起きない。

今の私…
酷い顔をしてるんだろうな。
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