【続】イニシャルはKK
事故の事は自分の責任だって、ずっと思ってた。

響吾は何一つ悪くない。
むしろ響吾は被害者だと思う。

こんな身体で響吾の側にいるのは申し訳ない、とも思ってた。

そんなところに、坂下さんのお父さんが現れて…

  「響吾を譲って欲しい」
  「私が響吾を苦しめる」
  「身を引く事が愛情だ」

そんな風に言われた事。
全部包み隠さず蒼に話した。

「酷い…酷過ぎるよ」

いつの間にか二人で大泣きしていた。
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