【続】イニシャルはKK
「好きだったら、それでいいって思ってた。
でも…やっぱり釣り合いとかバランスとか、結婚するには重要なんだよね。
私にはマイナス要素が多いから、響吾と同じスタート地点には立てないの。
もっといい人がいっぱいいるはずなんだ」

「響吾さんはそんな事思ってないかもしれないよ?
ちゃんと聞いた?響吾さんの気持ち」

「響吾が苦しむのは分かってるもん。
私の身体に残った傷跡って相当酷いの。
だから…」

「だから…?」

「結婚は諦めた。
私、誰とも結婚しないよ?
こんな酷い身体、誰にも見せられないもん」
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