【続】イニシャルはKK
[歌音side]
木ノ元くんの言葉には有無を言わせない迫力があって。
私は恐る恐るシャツを脱いだ。
キャミソールの上からでも肩のケロイドは見えるはず。
「これ以上は無理。見せられない。
でもこんな傷が脇腹までずっと続いてる…。
ね、気味悪いでしょ? 気持ち悪いでしょ?」
「ごめんなさい、先輩…」
そう言って、木ノ元くんは私をギュッと抱きしめた。
「誰にも見せたくなかったですよね?
それなのに、僕…意地になって。
一緒にアメリカに行きましょう?
向こうに行けば最先端の医療が受けられる。
こんな傷跡、しばらく通えば気にならなくなりますよ。
僕が先輩を支える。
だから…僕と一緒の未来を歩んでもらえませんか?」
木ノ元くんの言葉には有無を言わせない迫力があって。
私は恐る恐るシャツを脱いだ。
キャミソールの上からでも肩のケロイドは見えるはず。
「これ以上は無理。見せられない。
でもこんな傷が脇腹までずっと続いてる…。
ね、気味悪いでしょ? 気持ち悪いでしょ?」
「ごめんなさい、先輩…」
そう言って、木ノ元くんは私をギュッと抱きしめた。
「誰にも見せたくなかったですよね?
それなのに、僕…意地になって。
一緒にアメリカに行きましょう?
向こうに行けば最先端の医療が受けられる。
こんな傷跡、しばらく通えば気にならなくなりますよ。
僕が先輩を支える。
だから…僕と一緒の未来を歩んでもらえませんか?」