【続】イニシャルはKK
「病院に…行って来たの。
あのね、私…妊娠してた」

「!!!」

「だから…えっと…
これ以上、梢くんとは一緒にいられない。
本当に、本当にごめんなさい!」

私はフローリングの床に擦れる位、頭を下げた。

「それって…響吾さんの赤ちゃんですよね?
響吾さんと…よりを戻すって事ですか?」

「響吾の子だけど…よりは戻さない。
私一人で育てるつもり」

「この事、響吾さんには話しましたか?」

私は首を横に振った。
< 347 / 398 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop