【続】イニシャルはKK
「響吾に聞いたんだが…事故で大怪我をしたそうだね?
左手、見せてもらえるかな?」
お父さんに言われるまま、左手を差し出した。
「リハビリをしてるんだね?
どんな様子だい?」
「指先が…思うように動きません」
「そうか…。
でも、全く動かない訳ではないんだね?」
「はい、これでも随分動くようにはなったんです」
「努力の賜物だな」
「お義父さま、私に傷跡を見せていただけますか?」
お義姉さんが横から顔を出す。
「ホント、揃いも揃って職業病だな…」
響吾は少し呆れた様子。
左手、見せてもらえるかな?」
お父さんに言われるまま、左手を差し出した。
「リハビリをしてるんだね?
どんな様子だい?」
「指先が…思うように動きません」
「そうか…。
でも、全く動かない訳ではないんだね?」
「はい、これでも随分動くようにはなったんです」
「努力の賜物だな」
「お義父さま、私に傷跡を見せていただけますか?」
お義姉さんが横から顔を出す。
「ホント、揃いも揃って職業病だな…」
響吾は少し呆れた様子。