【続】イニシャルはKK
「二日酔いは大丈夫?」

心配そうに顔を覗く先輩。

「はい、大丈夫です。
僕…結構呑んでましたよね?」

「止めても全然聞かなかったよ。
お酒、初めてだったんでしょ?」

「ええ。あー、でも多少アメリカで。内緒だけど」

「お前、アメリカにいたの?」

「はい。親の仕事の関係で、ずっと向こうにいました」

「ふ~ん。それよか、お前の名前、まだ聞いてなかったな」

「あ、遅くなってすみません。
木ノ元 梢です。よろしくお願いします!」

「俺は桐谷 響吾。
ま、あんまりよろしくされたくねーけど」

「もう、響吾ったら!!」
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