貧乏少年の恋愛奮闘記


数分後、僕らの目の前には美味しそうなジェラートと黄金に輝くパフェ様が姿を表した。




いつか食べてみたい。





「仕送りはまだなのか?」





「あぁ。親の?うーん、まだだねー。いつくるかもわからないなぁ…気まぐれだしなぁ。」



「ふーん。デンの親って二人とも仕事忙しいんだよな?何の仕事してるんだっけ。」





「あ〜…何してるんだっけ…なんか…すごいやつ。お金はまぁまぁもらえる職業らしいけど俺に送ってくれるお金は少しだけだけどね…おかげさまで日々の生活が辛いよ。うん。」




流がおごってくれるであろうジェラートを口に運ぶ。うん。甘い!




「大変だよな、独り暮らしも。飯とかどうしてんの?自炊?」



「僕が料理なんて…無理無理。もちろん男の独り暮らしの見方。カップラーメン様ですよ!」



「………体に悪いな。」





ごもっとも。でも僕はなぜか体調は崩さない。なぜだろう?








僕の親は共働きで、詳しい職名はわからないがいろいろな土地を飛び回っているらしい。

たまに海外にもいくらしいがその詳細は不明。

僕は今マンションを借りて独り暮らしをしている。

親の転勤のためにいちいち転校なんていやだからね。


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